僕らの文楽、その2

 テントから出てみると、あたり一面きりでした。雨は降ってない。よかった。
 テントサイトの人向けに、朝風呂用に近くの温泉までのシャトルバスがでるというので、六時前にみんなをたたき起こしてバスに乗ります。これはうれしいサービス。汗だくだった体をきよめて、ゆっくり湯船の中で体を伸ばしたら、ほんともう幸せ。
 テントに戻って、朝ごはんはパスタ。ご飯も炊いて、おにぎりにして昼ごはん用に用意しておきます。
 そうこうしてしているうちに、霧が晴れたら、日差しがきつい。今日は暑くなるなぁ…
せっかく朝風呂で汗を流したのに、また汗だくで撤収作業です。みんなで2往復して、山の下まで荷下ろしをしました。ふぅー。
あーこ、ナーキ、れーれがピアノをならっている先生が出店を手伝っていて〔チケットも先生からスタッフ価格で買わせてもらいました〕、そのお店までまずはみんなで荷物をえっちらこっちら。そこに今日使うクーラーボックスと椅子とかを置かせてもらって、他のテントとかは先に車にもって行っておこうということで、子供たちと荷物を先生にお願いして、私だけシャトルバスで車のところに。
 もどってきたらもうライブは始まっていて、「先生のところで遊んでる」という子供たちを残して、私は太陽ステージに。昨日と違って、凶暴な日差しなので、会場の端っこの日陰のところで、ほおけてました。音のシャワーの中にいると、ちょっとトランス状態になるのね。不思議な感じ。キテヨカッタナ。
 今日休みのバウアも自転車でくるはずなんだけど、どうやら彼はチケットを忘れるという、決定的なミスをしたらしくて、いったん山越えしたのをうちまで戻っているとのこと。お目当ての栗コーダーカルテットのステージに間に合うかな?
  …残念ながら、疲弊しきったバウアが到着したのは、ライブの直後。子供たちは「お父さんがきたぁ」とうれしそう。彼は70キロ走破したそうで、ご苦労様。ゆっくりビールでも飲みながら、残りのステージを楽しんでね。
それにしても、ゆったりした、感じのいいフェスだなぁ…演奏がおわったアーティストが普通にその辺をぷらついていて、気軽に握手したり、一緒に写真をとれたりしちゃう。
 お昼頃ライブをしてた、たてたかこさんはあー子達のピアノの先生の音大の先輩なんだって。ライブの後先生とお話してたから、あーことのツーショット写真をお願いしちゃった。
 家族全員でフェスをたのしめた二日間。来年もあるといいな