2014佐渡国際トライアスロン参戦記

・ロングに再挑戦する意味
 
一昨年に佐渡Aタイプを完走して、10月の岐阜国体の成年女子の補欠で岐阜に行って以来、すっかりトライアスロンから遠ざかっていた私。
 ロングを完走できたら、エクステラに挑戦しようと思っていたこと、佐渡に向けての練習があまりに大変で、家族にも犠牲をしていのことだったので、そのペースでの練習を続けるのは無理だったこと、国体に連れて行っていただいて、トップレベルの戦いをみれて、私には無理だと思ったこと
これらのことから、もうトライアスロンはしないだろうと思っていた。
 去年エクステラにでて、世界戦のスロットもゲットできて、私の目指すものはこれだ!と思ったし、諸事情で世界戦いけなかったけど、今年もエクステラ、世界戦まで視野に入れてがんばって行きたいと思っていた。
が、まさかのエクステラジャパンが開催されないとの知らせ…
 だったら、もう一回だけロングに挑戦してみようと。
一昨年みたいに、何もかも犠牲にして挑むのではなくて、日常生活に支障のない範囲で、故障もしないようにして、どこまでやれるのか?そんな風にして挑戦してみて、完走できないのなら、私にトライアスロンは無理だということだから、最後の挑戦のつもりでやってみようとエントリー。

.練習は一昨年の3分の一以下…
 
 今年の初めのターゲットレースとして、銀河100キロマラソンがあったので、ロングランの練習はそこそこできていた。が、ウルトラマラソン終わったら、ロードランの練習は皆無に等しく、もっぱらトレランに…
 でもランはなんとかなるかな?と甘い見通し。
 スイムも週に3日以上、一回当たり3000〜4000泳いでいた一昨年からは激減。通っていたジムもやめたこともあって、二週間にいっぺん、2000〜3000泳げばいい方…ウェット着ての練習は、お盆に家族で海水浴に行ったときの一回と、大会3日前に長水路で、リハーサル練習1.9×2を泳いだっきり。
それでも、36分、38分かかりながらも、何とか完泳できたから、よーし。
 問題はバイク。
ロードはほぼ一年半乗ってないっていうか、触ってない。
6月の銀河終わってから、ようやくひっぱりだしてきたけど、やまめの学校でおそわったこと、すっかり忘れて、全然乗れず。お尻も痛くなるし、足の小指の方は痛くなるし、とにかくいろんなところが痛くなって、とてもロングの練習できるところでない。ポジション変えようにも、何をどー変えたら何が改善するのかもわからないから、いじれない…痛くなると思うと、乗る気にもならなくて…という悪循環…一ヶ月辺りなんて、100も乗ってなかったと思う。もう無理だって、あきらめてた。そんなとき、FBで仙台のMさんにぺだリングを教えてあげると声をかけてもらった。Mさんはぺだリングだけじゃなくて、自転車のメンテナンスのことから、自転車乗りの基本みたいなことを本当に丁寧に優しく教えてくださった。
それで、少しは自転車に向う気持ちがでてきたんだけど、やっぱりおまたが痛くなるのはあいかわらずで…痛いのはつらいんだよねぇ…サドルを変えればいいのかもしれないけど、我が家にはそんな余裕はないし…乗り方も、Mさんの乗り方は3年前にやまめで教わったこととは全然違う感じがするしー…とまたもや迷宮いりしてた。大会の10日前でもそんな感じで、バウアにも「佐渡に行くこと自体やめてしまおうか…、確実に完走できないと思うし…」と完全後ろ向き。
 バウアは「佐渡には観光旅行に行こうよ。俺はもう一回佐渡にいけるの、楽しみにしてるよ。完走できるかどうかは、二の次じゃないの?」と言ってくれた。さらに、大会一週間前の土曜の夜。「やまめの学校のたかぎ先生に会ってきたよ。明日も寒河江でロードのやまめの学校するんだって。先生も来れたら、来ていいよって言ってくれてるから、受講してみたら?」と。
私は、一週間前で何が変わるんだ?もう手遅れだよ。と思いながらも、日曜日にやまめの学校の生徒となったのです。
 受講してよかったぁ…迷いの霧がいっぺんに晴れた!
しっかりやまめのりできれば、そのポジションがとれるセッティングがつくれれば、遅いながらも完走できるかもしれない!たかぎ先生もわざわざパーツを長野から送ってくださって、それで組みあがったのは、大会4日前の夜。3日前にちらっと乗って、微調整して、なんか良さそうな気がするけど、なんてたって、今シーズン100キロ超とか全然乗ってなくて、大会でいきなり190だからね。乗れなくて当たり前。でも、皆さんの協力と思いをかみ締めて、佐渡でのライドを楽しんでこようと、前向きな気持ちになれて、いざ、出発。

・大会前日

 土曜日四時半出発です。新潟港までは車二台で行きます。正直自分で運転はきついですが、前日日帰り車で横浜出張で、23時に帰ってきたばうあも運転してるので、文句言えません。眠気覚ましに助手席にのせたレーレが思いのほか、しゃべってくれて、眠くならなかったし、普段じっくり話すこともないので、よい機会だったな。

 かなり早めに新潟港に到着。私の車は駐車場において、佐渡へはハイエース一台で向います。帰りはバイクでフェリーに乗ることになるので、今のうちにお土産を仕入れておきます。
 それにしても、真っ黒に日焼けして、やけに自信ありげな「変態さん」たちがうようよ。トライアスリートって、体も引き締まっていて、すっごくかっこいいのに、ちょっと引いてしまうのは、なんでなんだろう?笑
って、自分のことは棚にあげときますよー。今回完走できたら、「変態」扱いしていいからね。笑
行きも帰りも、新造船のときわ丸。大きくて、あたらしくて、かっこいい。

こどもたちとバウアは甲板でかもめと遊んだりしてたみたいだけど、私はひたすら寝る…

 前回は縁あって、古民家に止めさせていただいたけれど、今回はメイン会場の近くのキャンプ場でキャンプ。
今シーズン、キャンプは初めてだから、子ども達もうれしそー。かい出し終わって、テントを張ったら、早速目の前の海で戯れとる

 私は選手登録と競技説明を受けねば。
 競技説明の前の、地元の郷土演芸保存部の高校生達の踊りをみていたら、佐渡に帰ってきた実感がふつふつわいてきて、そのすばらしいパフォーマンスとともに泣いてしまった。今からこんなんじゃ、明日はどーなるんだろ?笑
 夕ご飯は近くのスーパーで買ったパックすし。笑。たくさん食べときたいけど、意外と入らない。結構緊張しているらしい…

夏の名残の花火をして、みんなはトランプとかしてたけど、私は耳栓して、8時には就寝。

・大会当日

 日曜日の朝、三時半おき。けっこうしっかり寝れたので、コンディションはまずまず。周りのキャンパーもトラの人なので、みんながさごそおきてます。
 お湯だけ沸かして、カップ味噌汁と納豆巻きで朝食。もっと食べなきゃとおもうけど、やっぱり食べれない。この段階では、レース中、まめに補給すれば大丈夫だと思っていたんだけど。
子ども達はねてるなか、一人で荷物背負って、スタート会場へ。
 赤いコンプレッションウェアもどきをきてるのは、首のところ、ウェットスーツですれて、ずるむけになるからです。ワセリンぬったり、絆創膏はったりしてみたけど、これが一番いいみたい。スイム終わったら脱いで、サイクルジャージに着替える予定。

・スイム
 500メートルと離れてないので、あっという間に会場に到着。バイクと荷物をセットして、ボディマーキングしてもらう。右足首にタグをまいてたら、自転車のところに戻って、補給食とか、必要なものの最終チェック。最後におまじないのべスパとジェルを投入して、ウェット気ながら、入水チェックへ。
 入水チェック終わった選手達は次々アップしに海に入ってるけど、体が冷えるから、私ははいりませーん。笑。スタート前に疲れるのやだしー。笑
で、いつものごとく、一人でうぇっと着れないと。女性の方にてつだってもらうも「あのー、ファスナーあがんないんですけどぅ…」すみません、それは私が太ったからです。泣。なんとかファスナーあげてもらうと、もう苦しいので、早くスタートしたいですぅ…
 スタート位置の目安に「60分」「70分」「75分以上」ってあるんだけど、ほとんどの人が「75分以上」だから、意味あんのかなぁ…?
本当は80分くらいだけど、なんとなく「75分以上」のちょっと前にならんでみた。既に半分よりは前の陣取り。
 で、カウントダウンとかもあるんだけど、唐突にスタート。今年は参加人数がぐっと増えたので、すごいバトル。もうごちゃごちゃ。頭たたかれる。肩つかまれる。足押さえられる…二回くらい、本気で沈められて、本当に死ぬと思った…
ただし、集団で泳ぐと、流れがあって、速い。楽と言えば楽。でも、ずっとバトル。ロープ脇をとったはずだけど、近くのブイは人で見えないから、ずっとヘッドアップで、ターンのための大きいブイを目指して泳ぐ。気持ちで負けるとしずめられるから、バタ足、がんがんやって、当たり負けしないようにって。
 一周目は、ほとんどずっとバトルの中。二周目にはいって、第一ブイまでは、少し、余裕が出来てきて、自分の泳ぎを取り戻せたけど、第一ブイ回ったら、またバトル…沢山海水も飲んじゃうし、本当にあちこち当たって痛いけど、ここであきらめたら、私の唯一の見せ所がなくなっちゃうと思って、バトルに負けずに泳ぐ。
やっとスイムアップ。
なんか、私、速くない?バイクのところに戻ったら、まだまだ沢山のバイクがあるじゃないの。

 ウェット脱いで、座って靴下とバイクシューズをはき、赤いピタTを脱いで、サイクルジャージをきて、ゼッケンベルト[前々日にざっくり手作りしたのね。]をつける。メットをかぶって、サングラスと手袋つけて…ジェルを一本入れたら、バイクおして、走る。
忘れ物はないな?
今日の私は調子いい!はず。
 ラインを超えたら、乗車しまっせ。

・涙のバイクパート


おっ、バウアと子ども達が見えた。うれしい。
いってきまーす。

 ちゃんとおじぎのり、できてますかぁ?

 最初だけ、上体突っ込みすぎて、股関節の前側が痛くなったものの、姿勢を修正したら、よくなった。
 10キロ位したら、右足がみょーに動く
あっ、クリートが靴から外れてる…
前も一回やってるんだなぁ、ツーリングのとき。幸い、そのときと違って、ねじをなくしてないから、ペダルから外せれば、またつけられそーだけど、自分じゃむりかも?20キロのエイドにメカサービスもあったはずなので、そこでたすけてもらうことにした。
エイドにかけこんで、「すいませーん、メカニックサービスどこですかぁ」と叫ぶと、おじい様たち三人くらい「なにしたぁ?」と集まってくれた。クリートが外れてしまったこと、外れてしまったクリートがペダルから外せないことを説明したら、「後はやっておくから、トイレとか、補給とかしなさい」とありがたーいお言葉。甘えさせてもらって、トイレとおにぎりとかをたべに。相川栄ASのおにぎりは、のりがついていて、具もはいっていて、しかも一個ずつラップにつつまれていて、すごく助かった。一つ食べて、一つはもらっていく。一生懸命食べてたら、ケーブルテレビ?の人にインタビューされた。おにぎり飲み込むのに、必死だったんで、まともの応えられなかったよー。
補給終えてバイクにもどってみると、クリートが外されて、かりどめしておいてくれてた。ありがたい。自分で位置を調整して、止めたら、「また外れると悪いから」って、締めなおしてくれた。本当にたすかった。お礼をいって、またバイクパートに戻る。ここでのロスは10分くらいかな?ロスとは言えないな。ビンディング使えない状態では190キロ走りきれなかったと思うし、ここでも沢山の人に助けてもらって、元気ももらって、残りも楽しく乗っていくよ。

 おっ、調子いいんじゃね?
最初の100キロくらいまでアベレージ30近くでいけてる!
日も高くなってきたけど、風を感じられて、暑さは感じない。

って、調子こいたのが、悪かった。ちゃんと補給すること、エイドでかけ水することをおろそかにしちゃった…
気がついたときには、軽く頭いたーい、気もつわるーい。これ、熱中症の症状。
体に力がはいらなーい、ねむーい、目を開けてるのがつらーい。これ、ハンガーノックの症状。
絶対的にカロリーが足りなくて、補給しないといけないのに、気持ち悪くて固形物はとれなくなっちゃった。ボトルに用意しておいたカーボショッツ、BCAAグルタミン酸入りを少しずついれていくしかない…おなかが減りすぎても気持ち悪いから固形物も入れたいれど、おにぎりは入らず、バナナを半分だけ…
でも、この状況は必ず改善される。悪い状態のままでないっ!と信じられたし、バウアのアドバイスでステムに貼り付けた、エイドまでの距離と制限時間を見て、勇気づけられる。

「まだ、脚きりにあうまで一時間の猶予がある。私は必ずバイクパートは完走できる!」
向かい風と、熱中症ハンガーノックに苦しめられたけど、ポジティブシンキングと佐渡の素晴らしい景色と応援とに励まされて、なんとか進む。
小木の坂で初めてインナーに落として、なんとか登ると、後はバイクパートの終わりが見えてくる。
残り25キロ
寒河江の畑までと同じだよね。じゃあ大丈夫」
残り20キロ
「いつもの西蔵王のコースと同じだ。到着したも同然」
なんて感じに自分を鼓舞しながら、終わりつつあるバイクパートを楽しんだ。熱中症はのこっているものの、ハンガーノックからは脱してきて、少しペースもあがってきたよ。ランナーが見えてきて、終わりが近いことを実感する。佐和だの商店街を通ると、あと少し。
一昨年より37分も遅いバイクラップだけど、ダメージ少なくランパートにはいれる。あんな練習量で190キロ走りきれたことに感激っ!

・ランパート

 バイクラックにバイクをかけて、シューズをランシューズに履き替える。ガーミンの電源をいれて、べスパとツーラン、ジェルを補給。サングラスと手袋ははずし、キャップをかぶったら、ランパートの始まり。
 一昨年は走り始められるまでに一キロくらいは歩いたけど、今回はほとんどすぐに走り始められた。
おっ、調子いいんじゃないの?飛ばしているつもりはないのに、キロ6分ペーすで最初の5キロ地点エイドまで。ここで、食べられるなら少し固形物を取りたいと、バナナを食べたのがわるかったのか?そもそもとばしすぎたのか?猛烈に右の腹筋、おへその脇辺りが痛くなってきた。
たちまちペースはキロ7分から7分半に落ちる。5キロまでに抜かしていった人たちから、がんがん抜かされていく…
でもここでも「このおなかの痛さは、絶対にどこかで終わる。必ずまたしっかり走れるようになるから、それまで辛抱」と思えた。きっと、100きろマラソンでの経験が力になったんだと思う。痛さも辛さも続かないということ。それを信じられたから、次のエイドまでは歩かない!そう決めて、ゆっくりでも走る。
エイドはほぼ3キロごとにあるから、キロ7分でも約20分がんばれば、次のエイドにたどり着ける。ゴールまで、ずう〜っと走りなさいって、言われれば無理だけど、この20分だけならがんばれる。その繰り返し。
マメにトイレに行ったりしてるから、エイドでの滞在時間は長くなってしまうんだけど、エイドとエイドの間は歩かない。これが私の意地。
幸いなことに、今回はおなかの他は痛くない。足の裏も、足首も、膝も股関節も腰も、痛くない。走り方は悪くないはず。あきらめないでがんばろう。
だんだん日がくれていって、ぽっかりと大きなお月様が見えてきた。
「あぁ、いい月だ。今頃バウアたちも新潟港について、この月を見てるんだろうか?」と思いながら走る。
佐渡の夜は暗い。街灯がないので、本当に暗くて足元がみえないので、宇宙遊泳しているような気分になる。
ランパートには二箇所の折り返し地点がある。その二箇所目の潟上AS25キロ地点で、ランパートに入ってから4回目のトイレ休憩。トイレがね、ビブパンツだったからすっごく大変だったのだけれど…泣…
で、そのトイレで、出たの!笑
その後、おなか痛いのから完全復活。
足は全然痛くなかったから、キロ6分半、キロ6分と徐々にペースがもどってきたぁ。
今まで抜かれまくりだった人たちをごぼう抜き。
残り20キロって、いつもの西蔵王コースだよ。いけるよ。
とあげあげなき分で走っていく。キロ5分45。
商店街が見えてきて、名前もコールしてもらって、ラストスパート。
応援の人たちの「ナイスラン」の掛け声がうれしい。
ゴールゲート前でも一人抜いて、ゴール。うれしくて、ガッツポーズ

今回は誰もごーるで待っていてはくれなかったけれど、前々から応援してくれるみんながゴールで待ってくれてる、きっと私がゴールすることを喜んでくれてるって思えたから、最後の最後までがんばれたし、楽しめた。
辛かったけど、今までで一番楽しめた大会だった気がする。

・レースの後

 ゴールしたけど、まだ気が抜けない。一人で荷物を背負って、宿まで自走で行かなきゃなんない…泣。
トランジッションエリアは携帯禁止だから、荷物まとめて退出したあとで、バウアに完走の報告を。バウアたちもちょうどアパートについたとこというので、ほっと一息。私は8キロをゆっくり走る。意外と走れるし、気持ちいい。ゴールに帰ってくるランナー達とすれ違うから、知り合いを見つけたら、声をかけたりして、レースの雰囲気を楽しみながら…
 旅館に無事ついて、まずは夕食。
 おなか減ってるし、おいしそーなんだけど、揚げ物は無理。うなぎの柳川風も食べれなかった。お刺身と味噌汁と、枝豆豆腐と、煮物とかをなんとか入れて、ご馳走様でした。卵とじうどんとかだとすごくうれしかったんだけどなぁ…
 あと、お風呂に入ったら、どろのように寝るだけ…
 で、次の日。用もないのに、勝手に3時半に目がさめたりしたけど、二度ねして、6時半起床。状態は思ったほど悪くない。アキレス腱が痛くて、ちょっと足をひきずっちゃうけど、前の時ほどの筋ダメージはないみたい。
朝ごはんも普通に食べれた。
 で、今回の旅の一番の難関、旅館から両津港まで約20キロライド。
荷物がめちゃめちゃ重い。肩に食い込む。宿の人に一番起伏の少ない道をたずねたら、ランコースのところを通る道だった…結構アップダウンあるんでけどぅ…泣
でも、自分が昨日走った道をたどれるのは感慨深い。結構な坂道で、よく走れたなって思える。
荷物がとにかく重くて、もう肩も腕も限界っ!
ておもったあたりに、両津港に到着。助かったぁ。荷物と自転車をフェリー乗り場において、ちょっと早めの昼食。

トライアスロン丼。1500円なーり。あら汁がお代わり自由で三杯も食べちゃった。ここで、山形のトライアスロンの方々と合流。みなさん無事完走できたそうで、よかった、よかった。新潟からの帰り道、高速乗るまで不安だったので、先導していただく約束もとりつけて、一安心。
帰りもときわ丸でっせぇ。

自転車ごと乗船して、自転車を車置き場に預けたら、二等船室へ。船の中はフィニッシャーポロシャツ着た人でいっぱい。笑

船の中では2時間爆睡で…

新潟港から3時間半のドライブ、先導していただいたおかげで、迷わずにかえってこれて、無事帰宅。で、バウアが一言。「お疲れ様。これで、今度から一人でいけるね。」
…泣。

以上が私の2014佐渡参戦記です。
応援してくださった、たすけてくださった多くの方たちへ、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、なんとか完走できました。自転車でつらいとき、一緒に練習してくれた仙台のOさん夫婦、ぺだリング指導してくれたMさん、やまめの学校のたかぎせんせいの顔が浮かんできた。応援に応えたいと思った。
ランでつらいとき、ラン仲間のSさん、Tさん、まりごんさん、とか沢山の人たちのエールが聞こえてきた。そしてもちろん家族。
本当にありがとう。これからもドタコは何かの挑戦をしつづけます。自分にも周りにも無理のない範囲で。今回のことで、その範囲でも充分に「挑戦」であるとはっきりわかったから。これからも応援、よろしくおねがいします。

それから、今回の大会で気づいたこと。それは、一昨年のレースから比べると随分地元の方々の応援が少なくなってしまっていたということです。
バイクコースでも、ランコースでも、半分かそれ以下くらいに…
いろんな事情があるとは思うんだけど、一つの要因には私たち選手のガワにあるのかなぁと考えたりしました。
特にバイクの時には、応援に応えてる選手は少なくて…
手前味噌になっちゃうけど、私は遅いけど、声援にはなるべく応えるようにしてます。「はいっ」とか「ありがとう」とか声を出せるときはだすし、出来ないときは手をふったり、それもできないときは、目をあわせて、会釈したりね。そうすると、応援の人もまたテンションあがって…ってすごくうれしくなる。
でも、残念ながら、私の周りの選手達からはリアクションはほとんどみられなかった…もくもくがんばることがトライアスロンの魅力でもあるのかもしれないけど、地元の人たちにうけいれられない大会ってどうなの?って思います。
それにごみ問題。コース上に沢山のごみ…わざとじゃないにしても、ひどいなぁって。
定員が増えて、質が下がった。とか言われたくないよね。

ちょっと苦言。

来年は無理だけど、またロングに行っちゃうんだろうなぁ…私。笑