最後の卒園式

 今日はなーき、れーれの卒園式です。私たちにとっては三度目の卒園式。そして、8年間お世話になった保育園での最後の卒園式です。
 今年は保育園の父母会長を務めていました。最後の最後にこの震災で、例年通りの卒園式を行うことが難しく、調整がすごく難航しました。卒園児の父兄の出し物も用意していましたが、一回もみんなで集って練習ことができずに今日を迎えてしまいました。
 卒園式は、それはそれはすばらしいものでした。子供たちの凛とした姿に、成長を感じ、涙がでました。職員の方々から、子供たち一人一人についての思い出が語られ、こんなによく子供たちの素敵なところを見つけてくれていたんだと、あらためて感動しました。
 二部の歌とリズムの会は、子供たちの生きる力に勇気付けられました。
 三部の卒園児とその家族を送る会では、予定されていた会食は中止になったものの、その分心から私たちを送り出してあげようとする在園児の父兄の気持ちがこもっていて、ありがたかったです。
 最後のさいごまでもめていた、ママたちの出し物ですが、結局はほとんどのママたちが参加してくれて、なんとか披露することができました。私はフラの振り付けを間違ったのが、心残りではありますが…子供たちへの思い、保育園への感謝の気持ちはつたわったのではないでしょうか?
 卒園式のあと、私がバイトしている蕎麦屋さんで、ささやかながら卒園児の半数以上の家庭が集って、会食をしました。
 なにもかもがバタバタしていて、ゆっくり感慨にひたっている暇はない一日、いや、一週間ではありましたが、無事に卒園式を行うことができて、本当によかった。
 いつの時代も、どんなときでも、こどもは私たちの希望であり、その笑顔を守ることが、私たちの責任であるのだなぁ、と強く感じました。