テレビをみない

 おとといは予告どおりに献血に行ってきました。開始時間ぴったり位に着いたのですが、既に10人以上の方が待っていました。成分献血を終えて帰るころになると、待合室に座りきれないくらい大勢の方が、献血にいらしていました。
 皆さん私と同じ気持ちなのでしょう。自分のできることで、できることから…と。
 ただ、血液は長期保存が効かないので、長期にわたり、安定的に献血者が集ることが重要とのこと。
 私はこれから二週間は献血することができませんが、赤十字のホームページから、複数回献血者の登録をしました。登録すると、血液が足りなくなったりした場合に、献血の協力を求める連絡が来たりするそうです。興味のある方は、ぜひ赤十字のホームページへお願いします。
 昨日は震災後初めて、買い物に出かけました。
 最初は生協に行きましたが、開店一時間前だというのに、既に三十人くらいの方が並んでいました。その列に加わるほど切羽詰っているわけではないので、比較的物があったという、山交ビルのY店に買い物に行きました。
 そのお店は駐車場から離れているので、大量に買出しする人が少ないらしく、私がかごいっぱいに買い物しているのが、はずかしくなるくらいでした。物はあるといえば、ある。ないといえばない。果物や、野菜などは値段は高めですが、ちゃんと売っていました。もやしは完売でしたが…
 肉や魚も少ないですが、まだ買うことができました。しかし、豆腐や納豆、牛乳などの日配品、うどんや米、パンなどの主食となるもの、缶詰などは全滅でした。
 私のうちでは4、5日分の買出しでも、2かごに満載で買うのが普通ですが、なんとなく気が引けて、1かご分だけにしました。
 レジも20分待ちで、買出しだけでもぐったりです。
 移動の車の中で聞いていたラジオで、精神科医の方がおっしゃっていたコメントに納得しました。
 被災者の方の精神的なダメージが大きいのはもちろんです。しかし、被災者ではないわれわれも、ずぅーとテレビなどから報道されるショッキングな映像を繰り返し、繰り返し見続けることによって、被災された方と同じくらいの精神的ダメージをうける恐れがあるとのこと。本来、被災者を支えるべき私たちが、パワーダウンしてしまっては、復興への大きなマイナスになってしまう。情報を得ることは大変大切なことではあるけれど、少しの間でもテレビを消して、ゆっくり心穏やかにすごす時間をもうけないといけない。
  というお話でした。このお話にすごく納得させられました。私もバウアもワンせぐの画面に見入ってしまって、子供たちの心のケアすら忘れていました。テレビを消して、子供と向き合おう。
 普通に生活できていることに、罪悪感すらあるけれど、普通に暮らせている私たちだからこそ、できることがあるはず。そう思って、希望をもって生活しないとな。