ステージママ、ならず

 10月3日にサハトべにばなで、「ねこはしる」というミュージカルがある。〔いわゆる、ファミリーミュージカルってやつかな?〕
 ミュージカル好きな私、同じくミュージカル好きな?あーこと見にいこうっかなと思ったら、パンフレットに「出演者募集」の文字。
 舞台の魅力を体験できるワークショップがあって、それをうけると舞台にちょっとだけ出演できるらしい。
 あー子に聞いたら、「やってみたーい」。このお姉さんは、なんでもやってみたがーり。私もうまくいったら、ステージママでかせげるかも?〔んなわけないやろ、バシッ〕というのは冗談で、単に面白そうだから、あーこについてゆくことにしてたんだけど…
 火曜日はあーこはピアノのレッスンの日。スケジュールがつまっていて、夕食前のれーれとなーきをつれて、あーこを会場においていく。
 大急ぎでうちに戻って、夕ご飯食べて、三人の歯磨きをして…それからあーこのワークショップに合流。
 ついたらちょうど本番のときに、朗読する人たちと、やまばと役で歌ったりするグループにわけるところで、あーこはやまばと組さんに希望出してた。
 山鳩さんたちは、自作の衣装をきて、「楽しそうに」やまばとさんの歌をうたい、俳優さんたちの説明にうなずきの演技をする役柄。
 あーこせんせいは、声は小さいし、表情が硬いね。うなずきの演技もほとんどしてないし…
と、ひそかにだめだしする母。こりゃ、芸能界デビューは無理だな。
 「あーこ、緊張してたの?たのしんでた?」「緊張してなかったよ、楽しかったよ。あーこ、衣装は布で作りたいんだけど…」…母が思ってたより、本人は楽しんでいたようで、本番の舞台のことも楽しみにしているらしい。というか、本番の舞台で、どんな風に歌ったり、踊ったり、演技するかということよりも、衣装をどうやって作るかの方に、関心があるらしい。デザイナーあーこの本領発揮ですな。そのデザインを具体化してくれる職人さん〔おばあちゃん〕もいることだし。
 私の方が本番のとき、緊張してそーだなぁ…