帰ってくるところ

 何日か前に「悲しいきもち」という日記を書いた。でもそれは、私の勘違いというか、相手の人はなんとも思っていないことがわかった。
ほっとしたのと、自分でつくづくばかだなぁ・・・と。未熟者です。
 夜、そのこととか、いろいろバウアと語った。
 かつて、バウアが「ドタコは僕の、安心して帰ってくる場所だから・・・」などと言っていた。そのときは「何と、自分に都合のいいことを言って」と半分むかっ腹がたった。私と子どもを置き去りにして、勝手に遊んできた挙句、わたしには信じて、まってろってが〔怒〕ってね。
 でもやっと、最近になって、バウアが伝えようとしていた真意、みたいのものがわかるような気がしている。
 「正しく」だけ、生きていけるのなら、それはしあわせなこともしれない。でも、私もバウアもいろいろ迷って、間違って、傷ついて、傷つけて、生きている。もしかしたら人ってものが、そういう生き物なのかもしれない。大切なのは「間違わないこと」ではなくて、「間違っても、そこから何を得られるか?」なんじゃないかな?自分で痛みを知ってこそ、相手の痛みがわかることもある。
 私にとっても、バウアは帰っていく場所、なんだとしみじみ思った。